公益社団法人 北海道栽培漁業振興公社 Hokkaido Aquaculture Promotion Corporation

北海道の沿岸漁業の振興発展を図るため、栽培漁業を推進し、水産資源の維持培養並びにその生息環境の保全に取り組んでいます。

栽培漁業

種苗生産事業

魚種別種苗生産状況「エゾアワビ」

2~3月に3回の採卵を行います。海水温の低い時期は、温泉熱を利用した温海水で飼育します。 熊石事業所で種苗生産を行っており、1年で25~30㎜に成長します。

生産スケジュール

生産スケジュール
  【写真左】 母貝の雄(左)・雌(右) 【写真右上】放卵 【写真右下】放精
【沈着前の幼生】 浮遊幼生は餌を食べません。濾過海水で4日間飼育します。
【左/波板飼育】             【右/アワビモ】 波飼育では、予め透明な波板に培養しておいたアワビモ(ウルベラ)という微小藻類や波板に発生繁茂してくる珪藻を食べて成長します。
【籠飼育の稚貝】 籠飼育では市販の配合餌料を与えます。  

熊石事業所での取り組み

熊石事業所では、昭和62年からエゾアワビの種苗生産を行っています。 2~3月、春早めに採卵を行い、秋までの成長を促します。さらに、冬期間も成長促進を図るため温泉の熱を熱交換して海水を昇温し飼育しています。その結果1年で30㎜ほどに成長します。
飼育中の母貝イメージ

飼育中の母貝

飼育水槽全景イメージ

施設全景

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