公益社団法人 北海道栽培漁業振興公社 Hokkaido Aquaculture Promotion Corporation

北海道の沿岸漁業の振興発展を図るため、栽培漁業を推進し、水産資源の維持培養並びにその生息環境の保全に取り組んでいます。

お知らせ

新着情報

令和元年度育てる漁業研究会を開催します

2019.12.09

公社より

              令和元年度「育てる漁業研究会」                                          
                                                                                                                                          

〈開催日時〉令和2年1月17日(金) 9:00~12:00

〈開催場所〉北海道第二水産ビル8階 大会議室
          (札幌市中央区北3条西7丁目)

〈主  催〉公益社団法人 北海道栽培漁業振興公社

〈後  援〉北海道水産林務部

 

テーマ  「北海道の養殖業展望」

〈趣  旨〉
 北海道の養殖業は、噴火湾やサロマ湖などのような適地が少なく、また、海上作業には過酷な気候も大きな制限要因となっていることから、本州以南に比べて全水揚げに対する養殖業の比率は低めに経過してきた。
 一方で、本道は、これまで豊かな天然資源があったことから、水産王国、水産食糧供給基地としての地位を保つことが十分に可能であった。
 しかしながら、近年、スケトウダラやイカ、ホッケなど北海道の水産業を支えてきた天然資源は大きく減少しきており、いつまでも天然資源に頼っている状況ではなくなりつつある。このような中、本道においても外海等の厳しい環境にありながら、鋭意養殖業を進めてきた地域が存在する。
 本研究会では、これらの取組などを紹介しつつ、改めて北海道における養殖業のさらなる可能性を探ってみたい。

プログラム

〈挨  拶〉公益社団法人 北海道栽培漁業振興公社 代表理事会長 川崎 一好 
      北海道水産林務部
                                         

〈講  演〉                          9:15~9:50
世界・日本・北海道の魚類養殖の現状と今後の課題
    講師:北海道立総合研究機構 水産研究本部
            栽培水産試験場 研究主幹 三坂 尚行 氏   
   
〈事例発表〉                          9:50~11:30
1 ワカメ採苗手法の改良に取り組んで -地元のメカブ利用と採苗の簡素化-
    講師:厚岸漁業協同組合
            ワカメ養殖漁業班長 神 達也 氏    
   
2 上磯郡漁協における養殖の実態 -カキ、ホタテ、ワカメについて-
    講師:上磯郡漁協 総務部部長 冨森 昌孝 氏 

3 岩手県におけるワカメ養殖について
     講師:岩手県水産技術センター 専門研究員 佐々木 司 氏
   
4 日本海における新たな二枚貝養殖技術の開発 -余市町のムール貝養殖についてー
    講師:北海道立総合研究機構 水産研究本部
            中央水産試験場 研究主幹 清水 洋平 氏
   

〈総 括〉                          11:30~12:00
    公益社団法人 北海道栽培漁業振興公社       代表理事副会長 渡辺 鋼樹